2021年02月04日
自分の人生の転換点
これまでの人生の中で一番の転換点を挙げるならば、僕は迷わず、中学生のときに出会った新幹線写真の趣味を挙げます。
今の自分は、写真とエンジニアの2つで構成されていると言っても過言ではないです。 その2つの原点となるのが、この新幹線写真との出会いでした。
正直なところ新幹線は数ある被写体の中でも撮るのがトップクラスに難しい被写体だと思っています。カメラのオート設定では大半の新幹線はブレて写ってしまい、作品になりません。自分でシャッタースピード、絞り、ISO感度を計算して、いい塩梅にするスキルが求められます。カメラを買ってもらってすぐの頃は露出設定なんてちっともわからなくて、少しずつ試行錯誤を重ねて感覚を掴んでいったのを覚えています。
カメラの知識が無いところから始めたと考えると、かなりスパルタに、写真のあれこれを新幹線に教えてもらったなと感じます。
もうひとつ、新幹線写真が与えてくれたもの。それはエンジニアを志すきっかけでした。
当時の自分は某ブログサイトで新幹線の写真を公開して、自己満足に浸っていました(今では異郷好実がその役目を担っているのかもしれませんが…笑)。そのうち、同じ趣味の知り合いの方がすごくシンプルなWebサイトで写真を公開されていたのを見て、自分のブログデザインのごちゃごちゃした感じがだんだんと許せなくなってきたんですね。そこでやる気になり、Webサイトづくりを学び始めました。これが、自分がエンジニアを志した最初のきっかけでした。そこから高専、大学院と進んで今に至っています。
昔のことを振り返っていると見つけた新幹線写真から、ふとそんなことを思い出した一日でした。 当時必死に追いかけていた100系や300系の姿がとても懐かしく思います。